コーチングを受けるにあたって

この度はコーチングをうけよう!と勇気を出して踏み出していただき、ありがとうございます。コーチングは、まだ新しい分野で理解されていないことが多いかもしれませんが、私は「未来を生き易くするツール」だと思います。社会が目まぐるしく変わるからこそ、自分自身に「私はどう生きたい?」と問いかけながら、自分軸をしっかり築いていくことを促します。ぜひ、この機会に十分に体験してみてください。

■コーチングとは?

コーチングと言っても、社会には様々な種類のコーチングがあります。そのベースになるのが、今回始められた全般的なコーチングです。これは、コーチングの基礎である「あなたはどう考え、感じているか?」にフォーカスが置かれます。

国際コーチング連盟(ICF)の言葉を借りると、「コーチングとは、思考を刺激し続ける創造的なプロセスを通じて、クライアント(コーチィ)が自身の可能性を公私において最大化させるように、コーチとクライアントのパートナー関係を築くこと」と定義されます。

■コーチングは他の専門的支援と何が違うの?

コーチングは、基本的に、目指すもの(目標、目的)を明確に設定し、状況・妨げることを様々な視点から認識し、効率的に行動につなげることをお手伝いします。ただ、目指すものがハッキリしなかったり、自分らしいアプローチを模索したり、を一緒に探していくこともコーチングには含まれます。

以下の専門的支援とは大きく異なります(注:コーチングを下記の専門家が提供することがよくあります)。

  • 心理セラピー/カウンセリング:精神障害や医学的疾患を予防、治癒、または治療する。
  • コンサルティング:特定の専門知識で問題を分析、解決するアドバイスをする。
  • メンタリング:メンター自身の経験に基づきアドバイスを提供する。

■コーチングを認証を受けたプロから受ける理由は?

コーチングは一見、家族、友人、同僚との会話に似ていると感じるかもしれませんが、一般の会話とは大きく違います。なぜなら、認証を受けているプロのコーチは:

  • 国際コーチング連盟/ICFのコア・コンピテンシーおよび、倫理ガイドラインに従って、能力の維持や質の向上を心がけ、機密保持を厳守します。*
  • 個人的・世間的価値観での判断をしない(ノンジャッジメンタル)や先入観を持たない会話をします。但し、内容が人命、犯罪等に関わる場合は、別途規定が適応されます。
  • クライアント(コーチィ)とコーチの関係性に優劣はなく、お互いを尊重したパートナーシップに基づきます。これを維持するためには、お互いが各々の責任を認識する必要があります(下記を参照)。
  • 会話の目的は、単なる調和や親睦のためではなく、クライアントの目的を効率的にサポートすることです。そのため、時間厳守のため長い話をまとめるよう促したり、率直な質問やフィードバックをすることがあります。

 

*ICF以外にも信頼性のある認定機関はありますが、現在、最大の団体はICFです。

■コーチの責任は?

  • クライアントを信じ、その可能性を探り、実際の行動に結びつける支援をする。
  • クライアントの願望を引き出し、それに即したチャレンジを応援する。
  • クライアントを傾聴し、新しい視点を発見できるよう多様な角度から客観的に質問する。
  • 鏡としての役割を担い、聴こえてきたことをフィードバックする。

 

■コーチィ(クライアント)の責任は?

  • 自分(の未開発の可能性)を信じる、または、その過程を信じる。
  • 能動的に、コーチングを受ける時間を定期的に確保する。
  • コーチングを受けたいトピックやテーマを考える。
  • 自分の目標、決断、ホームワークにコミットし、取り組む。
  • セッションの過程や自分の行動・心境を積極的に振り返り、自分を見つめる。
  • セッションや日常で「気づいたこと・感じたこと・思ったこと」に書き留める。

■クライアントは、どんな目的でコーチングを受けますか?

内容は実に様々で、以下に限定されるものではありませんが、例えば下記があります:

  • やりたいこと(仕事・私生活)があるが、どう到達できるかわからない。
  • 何かモヤモヤするがそれが何かわからない。考えや気持ちを整理したい。
  • やるべきかどうか迷っている。いくつかの選択肢の中から決断をしたい。
  • 仕事ばかりに追われて、自分を見失っている。ワーク・ライフ・バランスを考えたい。
  • パートナーを見つけ家庭を作りたいが、何をどうすべきなのかわからない。
  • 部下や上司との関係、顧客との関係を改善したい。
  • 家族やパートナーとの関係に何か不調和を感じるが、何が原因なのか考えたい。
  • 自分自身を深く知りたい。自分の価値観や軸を見つけたい。
  • 自分の強みを見つけたい。自分の可能性を知りたい。
  • 定年まで、定年後の人生をどうしたいのか考えたい。
  • 企業勤めやこの会社が合っているのかわからない。自分がどうしたいのか考えたい。
  • 会社、仕事、人間関係に不満はないが、何か不足感を感じている。何だろう?

 

本資料は、International Coaching Federation (ICF) 国際コーチング連盟 日本支部(ICFジャパン)情報を参考にし、私個人の視点をまとめたものです。